できる限り無添加のものを選び、快適な食生活を送っています。
「麹調味料を使うなんてなんだか難しそう・・・」
そう思っていたのですが、始めてみるとびっくりするほど簡単にできたので、すっかり発酵調味料の魅力にハマっています。
”腸活” といえば、ヨーグルトや味噌汁などの発酵食品を思い浮かべる方は多いでしょうが、ぜひ「甘酒」にも注目してみてください。
甘酒は「飲む点滴」や「飲む美容液」と呼ばれるほど栄養満点な食材で、腸活の頼もしいアイテム。女性に嬉しい美肌効果も期待できるんです。
甘酒と聞くと「アルコールが入っているのでは?」と思う方もいらっしゃるでしょう。甘酒には米麹を使ったものと酒粕を使ったものとの2パターンがあり、米麹を使った米麹甘酒はアルコールを含まないため、お子様や妊娠中の方、また、お仕事の前にも飲めます。
自然な甘味が特徴の米麹甘酒は、もともと甘酒に苦手意識があった私の ”甘酒の味” を全く別のものにしてくれました。
甘酒といえばアルコールが含まれている ”酒粕甘酒” といった概念があったにほかならないのですが。。。
自家製発酵調味料〜甘酒〜
3種の米麹甘酒について
米麹を使った甘酒の作り方は3種類あり、定番はお米とお水を加える作り方です。定番の作り方を後にご紹介しますね。
早作り、固作り、薄作りといった3種類の作り方には ”それぞれどういった特徴があるか” を先に解説します。
早作り(はやづくり)
米麹と同量の水(またはお湯)で仕込む作り方。発酵時間が短縮できますが、固形のものが米麹だけなので出来上がりの分量はお米を加えた作り方の半分くらいしかできません。
ただ余計なものが入っていない分、米麹の味がダイレクトに表れ、麹ごとに味わいが変わるのでさまざまな麹の味を楽しみたい方にはピッタリですね!
コスパから考えると、贅沢な作り方。
美味しい米麹が手に入ったら、やってみたいですね。
固作り(かたづくり)
お米と米麹を1:1の割合、少なめの水分量で仕込む作り方。お米で仕込むので発酵には時間がかかります。
特徴は、お米が多い分、デンプンの糖化が十分に行われて甘味も強くなります。
お米ならではのつぶつぶ触感と、甘味が好きな人にオススメです。
固作りでは加えるお米の量が多く、少なめの水分で作るため、固形物の多いドロっとした仕上がりに。そのままでは飲みにくいので、お湯や牛乳などお好みの飲み物と混ぜ合わせたり、料理に加えて楽しみましょう。
薄作り(うすづくり)
炊いたご飯(またはお粥)と米麹と水(またはお湯)で仕込む作り方。早作りや固作りよりも大目の水分を加えるのでストレートで飲みやすぐ仕上がります。
家庭で作る米麹の甘酒の中でも最もポピュラー。
ご飯を使うため、少なめの麹で多量の甘酒を作ることができる方法です。
麹特有の甘みがマイルドになり、固作りほど噛むことを意識しなくてもするすると喉を通っていきます。
甘酒はできるのに時間がかかってしまうのが難点。
炊飯器で作ると温度管理が難しいですし、ご飯を炊きたい時間に甘酒で炊飯器がふさがっているなんて非常事態もありました。
そんなこともあり、わが家では発酵メーカー(ヨーグルトメーカー)を使って、簡単で美味しい甘酒がを作ることができています。
大切な温度管理は発酵メーカー(ヨーグルトメーカー)にお任せすることで、安定した品質を維持できます。

飲める調味料!3種の甘酒の作り方
早作り甘酒の作り方
ストレートで飲みやすい甘さ控えめの甘酒です。
1. まずは材料を用意。
【材料】
●乾燥麹で作る場合
乾燥米麹・・・100g
水 140〜160ml
●生麹で作る場合
生麹・・・100g
水 110ml

2. 消毒済みの容器に全ての材料を入れて混ぜる。

3. 発酵メーカーにセットして、55〜60℃で10時間保温。
(私は58℃で10時間にしています)

4. 完成後、清潔な容器に移す。
ブレンダーでピューレ状にすると滑らかでより飲みやすくなりますよ。

【保存方法】
冷蔵庫で1〜2週間
冷凍庫で3ヶ月保存可能
(甘酒は糖が入っているためカチコチに凍る事なくシャーベット状で保存できます)
完成後は出来上がった日付や賞味期限を容器に貼っておくと管理しやすいです。

薄作り甘酒の作り方
ストレートで飲みやすい甘さ控えめの甘酒です。
1. まずは材料を用意。
【材料】
米麹 (生麹または乾燥麹)・・・100g
ご飯(うるち米かもち米)・・・ 150g
水 300ml

2. 消毒済みの容器に米麹と炊き立てのご飯を入れて混ぜる。

温度が60℃くらいになるまで置いておく。
(※酵素がよく働く温度が50〜60度あたりです。温度が高いうちに米麹を加えてしまうと、米麹の糖化酵素「アミラーゼ」の活動が止まってしまう恐れがあります。)
3. 温度が60℃くらいになったら米麹を加え、さらによく混ぜる。
(私は58℃で10時間にしています)

4. 発酵メーカーにセットして、55〜60℃で10時間保温。
(私は58℃で10時間にしています)

5. 完成後、清潔な容器に移す。
ブレンダーでピューレ状にすると滑らかで飲みやすく、また料理にも馴染みやすく使いやすいですよ。

【保存方法】
冷蔵庫で1〜2週間
冷凍庫で3ヶ月保存可能
(甘酒は糖が入っているためカチコチに凍る事なくシャーベット状で保存できます)
濃縮甘酒の作り方
市販品でよくあるのが ”濃縮甘酒” といったタイプです。
しっかりとした甘みがあり、”砂糖の代わり” としてお菓子づくりや料理にも使いやすいのがこのタイプなので、ぜひ作ってみてくださいね!
1. まずは材料を用意。
【材料(350ml保存容器分)】
●乾燥麹で作る場合
乾燥米麹・・・100g
ご飯(うるち米かもち米)・・・50g
水・・・145〜165ml
●生麹で作る場合
生麹・・・100g
ご飯(うるち米かもち米)・・・50g
水・・・115ml

2. 消毒済みの容器に全ての材料を入れて混ぜる。

3. 発酵メーカーにセットして、55〜60℃で10時間保温。
(私は58℃で10時間にしています)

4. 完成後、清潔な容器に移す。
ブレンダーでピューレ状にすると料理に馴染みやすく使いやすいですよ。

【保存方法】
冷蔵庫で1〜2週間
冷凍庫で3ヶ月保存可能
(甘酒は糖が入っているためカチコチに凍る事なくシャーベット状で保存できます)
料理にお菓子に万能調味料として。甘酒の使い方
麹調味料は基本的には調味料の置き換え。
甘酒は、レシピの砂糖の分量に対して1.5〜2倍の量で置き換えます。
最初は1.5倍の量で味をみながら足してみてくださいね。わが家は基本1.5倍の量で仕上げています。

ヨーグルトに甘酒で甘味をつけると安心かつ腸活にぴったり。甘酒の味が苦手な方でも試して欲しい食べ方です。
甘酒と醤油

まろやかな肉じゃがに

甘酒のアイスクリームはバニラアイスとは違った独特の甘みがクセになります♪

甘酒アイス ▼
【材料】
生クリーム・・・100ml
卵黄・・・1個
薄作り甘酒・・・250ml
(他の甘酒で分量を調節してもOK)
【作り方】
1. 全ての材料をブレンダーでかき混ぜ、タッパーなどの容器にうつし冷凍庫で冷やし固める。
まずは簡単に使える使い方から、始めてバリエーションを増やしていくととっても楽しいですよ。
スムージーに甘酒をプラスして甘味と栄養をプラスするのもおすすめです。
滑らかな喉越しを楽味わうためにも発酵後にピューレ状にすることをオススメします。
私はもともとドリンクボトルとしてスムージーやドリンク類を持ち歩いていた為、ビタントニオのブレンダーをそのまま使用しています。
こういったハンドブレンダーも人気のようですね!
ズボラさんでも続けられる秘訣♪
凝った料理は苦手だったり、毎日の食事で健康にも良い手軽な方法で習慣化したい方におすすめなのが、『乾燥麹×発酵メーカー』です。
発酵メーカーで作るメリットは、
1. 寝ている間に完成する
2. 安定した品質で手作りできる
発酵調味料作りで大切なのは温度管理。
発酵メーカーがあれば、安定した品質を維持できます。
甘酒は炊飯器でも作れるのですが、温度管理が難しいですし、ご飯を炊きたい時間に甘酒で炊飯器がふさがっているなんて非常事態もありました。
仕事、育児、家事と日々のルーティーンワークをこなしていくためにも、”発酵メーカーなしでは私の発酵調味料生活は続かなかった” といっても過言ではないくらい必須アイテムだと思っています。
私が愛用しているのは、コンパクトでスタイリッシュなビタントニオのヨーグルトメーカーです。
発酵調味料だけでなく、大量のヨーグルトを作ることができてとても気に入っています。1000mlの牛乳パックがそのまま入るサイズで便利!


種菌となる市販のヨーグルトの10倍の量の牛乳と合わせて発酵させると、酸味が抑えられたまろやかなヨーグルトが出来上がるので、子どもも食べやすくなったご様子。毎日美味しく食べています。
セット内容はこちら↓↓↓


シリコンヘラの先(白い部分)がゴムになっていて、容器を移す際にかき集めやすく、とても使いやすいです。
この他にも、さまざまな発酵メーカーがあり、それぞれの特徴をまとめ記事にしているので、参考になれば幸いです。

毎日のお料理だからこそ、手軽に楽しく♪
発酵生活が続けられるといいですね!